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神秘の探訪 800年の魚葬風習
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-06-18 10:47:48 | 新華社 | 編集: 张一

14日、中国福建省周寧県の鯉魚渓で、鯉魚渓国家級魚文化テーマパークと部省(農業農村部と福建省)合同による鯉の放流イベントが開かれ、会場では1500匹の鯉が放流された。同県では各放流場でさらに150万匹以上が放流されるという。(新華社記者/魏培全)

【新華社寧徳6月18日】鯉魚渓は、独特な地域文化を持つ中国福建省寧徳市周寧県の浦源村にあり、同村は「福建省で最も人気のある水郷漁村」に数えられ、国から歴史文化名村に指定されている。地元の人びとの魚を愛し、護り、敬う風習は、独特の伝統文化として800年以上の歴史を持つ。

浦源村の村民は800年以上にわたり鯉魚渓の両岸の土手にガマを植え、洪水時に鯉が身を隠し無事に生きられるようにしてきた。人びとは魚を慈しみ、渓谷の鯉は人の影を見れば集まり、村人と和やかに共存してきた。

村では現在でも、天寿を全うして死んだ鯉のために盛大な弔いの儀式を行う。村の長老が見送り、黙とう、送り茶、送り果物、魚祭文などの儀式で死んだ鯉を弔い、最後に魚塚に魚を埋葬する。

魚塚、魚葬、魚祭文という葬魚の風習は、中国および世界でも他に類を見ない。周寧鯉魚渓は2008年、「三つの世界オンリーワン」(魚塚、魚葬、魚祭文)として、ギネスブックで「中国之最」(Best in China)の称号を得た。また「鯉魚渓の護魚の風習」として福建省非物質文化遺産(無形文化遺産)の第一次指定リストに掲載された。

周寧県の村民は代々800年にわたり人と魚が調和し共存するという物語を書き綴ってきた。中国鯉文化の優れた継承であり、人と自然の調和共存の模範となっている。(記者/魏培全)

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新華網日本語

神秘の探訪 800年の魚葬風習

新華網日本語 2018-06-18 10:47:48

14日、中国福建省周寧県の鯉魚渓で、鯉魚渓国家級魚文化テーマパークと部省(農業農村部と福建省)合同による鯉の放流イベントが開かれ、会場では1500匹の鯉が放流された。同県では各放流場でさらに150万匹以上が放流されるという。(新華社記者/魏培全)

【新華社寧徳6月18日】鯉魚渓は、独特な地域文化を持つ中国福建省寧徳市周寧県の浦源村にあり、同村は「福建省で最も人気のある水郷漁村」に数えられ、国から歴史文化名村に指定されている。地元の人びとの魚を愛し、護り、敬う風習は、独特の伝統文化として800年以上の歴史を持つ。

浦源村の村民は800年以上にわたり鯉魚渓の両岸の土手にガマを植え、洪水時に鯉が身を隠し無事に生きられるようにしてきた。人びとは魚を慈しみ、渓谷の鯉は人の影を見れば集まり、村人と和やかに共存してきた。

村では現在でも、天寿を全うして死んだ鯉のために盛大な弔いの儀式を行う。村の長老が見送り、黙とう、送り茶、送り果物、魚祭文などの儀式で死んだ鯉を弔い、最後に魚塚に魚を埋葬する。

魚塚、魚葬、魚祭文という葬魚の風習は、中国および世界でも他に類を見ない。周寧鯉魚渓は2008年、「三つの世界オンリーワン」(魚塚、魚葬、魚祭文)として、ギネスブックで「中国之最」(Best in China)の称号を得た。また「鯉魚渓の護魚の風習」として福建省非物質文化遺産(無形文化遺産)の第一次指定リストに掲載された。

周寧県の村民は代々800年にわたり人と魚が調和し共存するという物語を書き綴ってきた。中国鯉文化の優れた継承であり、人と自然の調和共存の模範となっている。(記者/魏培全)

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