【新華社ワシントン5月31日】「米国科学アカデミー紀要」(PNAS)にこのほど掲載された論文によると、アフリカの小型肉食動物コビトマングースが「恩」を記憶することができ、昼間に友好的な行為をした仲間に対し、夜に「お返し」をすることが明らかになった。
英ブリストル大学の研究者は、コビトマングースが認知能力により、仲間が以前にとった協力的な行為を記憶することができ、後に相手に適度な「ご褒美」をあげることを発見した。
研究者は、コビトマングースの群れが昼間に獲物を捉える際、ある個体が体を直立させ「見張り」をしたときに発する鳴き声を模した音を流したところ、夜に巣に戻った後「見張り」をしたとみなされた個体がより多くの仲間から毛づくろいされるという「ご褒美」をもらっていることを確認した。毛づくろいは一般的に、動物が好意を示す大切な方法といわれている。
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