【新華社北京5月27日】研究者はこのほど、家に入る際に靴を脱ぐこととカーペットをフローリングにすることが、スリムなスタイルを維持するのに役立つと発表した。環境に含まれる化学物質が室内に蓄積するのを防ぐためだという。英国メディア「デイリー・テレグラフ」のニュースサイトが伝えた。
同サイトは5月20日、欧州内分泌学会(ESE)に提出された最新の研究によると、日用品には「環境肥満物質」(肥満を誘発する環境化学物質)が含まれていると伝えた。この種の物質はホルモンバランスを乱し、体内の脂肪蓄積を増加させる。ポルトガルのアヴェイロ大学とベイラ・インテリオール大学の研究者は、人々がこの種の物質に接触する可能性の最も高い場所を見つけるため、既存の環境肥満物質に関する調査や研究を統計、分析した。
研究者らは、日常の飲食、屋内のほこり、清掃用品における化学物質、キッチン用品、化粧品などが、環境肥満物質の最大の源だと発見した。
以上の結果に基づき、研究者らは家の中の環境肥満物質を最小限に抑えるための7つの提案を行った。提案には、新鮮で有機栽培、農薬不使用の食物を選び、加工食品、特にパッケージに多くの添加物が印刷されているものを避けることが含まれている。
研究者は、家に入る際に靴を脱ぐことで環境肥満物質の室内への持ち込みを回避できると提言している。また、頻繁に掃除をし環境肥満物質が室内のほこりに堆積することを防ぎ、室内や仕事場にはカーペットを敷かずフローリングを使用するよう推奨している。さらに、プラスチック容器を使用せず、ガラスやアルミ製の容器を使用し、合成洗剤の使用を避けるよう提案している。
英国の肥満率は過去20年間で倍増、現在63%の英国の成人が太りすぎか肥満状態にあるという。この比率は2025年にはさらに3分の2増加する見込み。
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