中国の宇宙飛行士15人が先ごろ、内モンゴル自治区アラシャン盟から甘粛省にかけて広がるバダインジャラン砂漠でサバイバル訓練を成功裏に行った。中国が宇宙船着陸地点の砂漠で宇宙飛行士の野外サバイバル訓練を行うのは初めて。訓練期間は19日間で、中国宇宙飛行士科学研究訓練センター(ACC)が組織し、酒泉衛星発射センターが後方支援を行った。訓練は主に宇宙ステーションの有人宇宙飛行任務を遂行中の宇宙船が砂漠に緊急帰還するという特殊な状況を想定して行われた。その目的は、宇宙飛行士に生き残るための物資の使用方法をより深く理解してもらい、宇宙飛行士の砂漠でのサバイバル能力や意志を高め、グループの協力と結束力を強めることにあるという。