【新華社北京5月20日】中国セキュリティソフト大手の360セキュリティ(三六零安全科技股份有限公司)がこのほど出した公告によると、私募を通じ、107億9400万元を調達、セキュリティ・ビッグデータ・人工知能(AI)などインフラ整備、商業化開発プロジェクトに投資する計画だ。
プロジェクトには、360ネットワーク空間セキュリティ研究開発センター、360次世代人工知能イノベーション研究開発、360ビッグデータセンター建設プロジェクトの3つのセキュリティ研究開発・インフラ整備プロジェクトと、360スマート検索・商業化プロジェクト、360インタラクティブ娯楽プラットフォーム、360データ通信量詐欺防止、子供向けスマート生態系プロジェクト、360スマートモノのインターネット(IoT)、360新型スマートシティプロジェクトの6つの商業化製品・サービスプロジェクトが含まれ、投資総額は132億4千万元、その内、調達資金は107億9400万元となる。
調達資金108億元の内、46億7千万元はビッグデータセンター、11億5800万元は次世代人工知能イノベーション研究開発センタープロジェクトに用いる。両者は相互補完する形で、同社のセキュリティプロジェクトにサービスを提供する。
360セキュリティが百億元を超える増資を発表する前日、ソフトウェア・情報技術企業の科大訊飛は36億元を調達する私募計画を公表、人工知能分野に追加投資する計画だ。コア技術をめぐる業界競争はさらに激化するとみられる。
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