【新華社国連3月21日】グテーレス国連事務総長は20日、国際人種差別撤廃デーを記念する本会議でスピーチを行い、人々に、互いに寛容であり、多様性を尊重するよう呼びかけた。
グテーレス氏はスピーチで、過激主義イデオロギーの常態化・合法化を認めるべきではないと強調。さらに、皮膚の色、宗教、性的指向などを基準に他人を排斥することはせず、指導者が巧みな言葉で民族優越論を唱え、移住者や外国人を中傷することを阻止しようと呼びかけた。
国連総会は、毎年の3月21日を国際人種差別撤廃デーに定めている。同日は、南アフリカで1960年に「シャープビル虐殺事件」が起こった日で、同国当局がシャープビルで人種差別に反対する大規模デモを鎮圧し、世界を驚かせた大惨事を引き起こした。
グテーレス氏は、シャープビルで虐殺された人々の抗議の対象こそ、人種差別の制度化だと述べ、また、残念なことに今日でも、人種主義、排外主義、偏狭な考えが世界の各地と民族に依然として根強く存在していると語った。
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