【新華社北京3月21日】中国国家海洋局は19日「中国海洋災害公報2017」を発表し、中国が2017年、各種海洋災害により被った直接的な経済損失額は63億9800万元(1元=約17円)、死者・行方不明者は17人だったことを明らかにした。
公報によると、昨年の海洋災害は過去10年間の平均と比較すると、直接的な経済損失額と死者・行方不明者数はともに平均値を下回った。2016年の統計(経済損失50億元、死者・行方不明者60人)と比べると、経済損失額は増加したが、死者・行方不明者数は大幅に減少した。 直接的な経済損失額は高潮災害によるものが最も多かった。中国では昨年、青色(最低レベル)及びそれ以上の警報レベルの高潮は16回発生し、損失額は55億7700万元と損失額全体の87%を占めた。 死者・行方不明者数は波浪災害によるものが最も多く、中国近海で発生した4メートル以上の災害性波浪は34回、損失額は2700万元、死者・行方不明者数は11人だった。
国家海洋局予報減災局の陳陟副局長によると、中国の海洋災害は昨年、高潮と波浪が中心で、海氷、赤潮、藻類の大量発生、海岸の浸食、塩害、塩水遡上などの災害も発生したという。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事: