【新華社西寧3月19日】中国青海省の三江源国家公園によると、同園が管轄する瀾滄江水源エリアの生態管理保護員がこのほど、エリア内を巡回中、希少野生動物のヒョウの活動の撮影に成功した。三江源地域でヒョウが人間によって直接撮影されたのは今回が初めて。
瀾滄江源エリア管理委員会の才旦周・共産党委員会書記によると、玉樹チベット族自治州雑多県でエリアの生態管理保護を担当する更求曲朋・管理保護員がエリア内の昴賽大峡谷を巡回中、瀾滄江の対岸でヒョウを発見し、急いでカメラを取り出して貴重な姿を写真に収めた。ヒョウはその後も、草むらで3時間ほど休んでおり、その後も撮影を続けたという。
昴賽大峡谷は、針葉樹林や草原など多様な生態系に恵まれ、ヒョウやユキヒョウなど希少動物の重要な生息地となっている。2014年からは、雑多県政府と民間環境団体「山水自然保護センター」が協力し、1400平方キロにわたる区域に100台近い赤外線カメラを設置。これまでに少なくとも24頭のユキヒョウと7頭のヒョウが確認された。
ヒョウは中国国家一級保護動物。国際自然保護連合(IUCN)には絶滅危惧種レッドリストに登録され、ユキヒョウやジャイアントパンダとともに絶滅危惧Ⅱ類に分類されている。
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