【新華社北京3月17日】全国政協委員、京滬高速鉄道(北京と上海を結ぶ高速鉄道)建設総指揮者の盧春房氏はこのほど、記者の取材に応じ、「わが国はインテリジェントで、より高速かつグリーンな高速鉄道を研究開発し、高速鉄道をより安全で快適、便利でスピーディーな乗り物にする」と語った。
盧春房氏は「インテリジェント化については、環境感知、自己学習、自己決定のインテリジェント技術などを、高速化については、高速リニア列車、真空チューブ列車を、グリーン化についてはより省エネで環境に優しく、騒音の少ない車両を、それぞれ研究・開発する」と説明している。
また「近年、中国は高速鉄道研究開発で管理体制や技術面での革新を加速させており、標準化された管理モデルや、ダイナミック的な検収方式、プロジェクト全体の品質管理体系などを構築して、高速鉄道建設の順調な進行を守ってきた。4年余りの努力を経て『復興号』の完全国産化を実現した。現在、すでに225本の『復興号』が広大な祖国の大地を駆け巡っている」と指摘した。
今後の中国高速鉄道発展の展望については、同氏は「まず、高いレベルの鉄道建設ペースを維持しなければならない。2025年までに営業キロ数は3万8千キロに達する見込みで、さらに多くの人が高速鉄道を利用できるようになる。同時に、人の力、物の力、技術の力による安全確保に努めなければならない」との考えを明らかにした。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事