【新華社北京3月12日】中国のシェアオフィス分野でのユニコーン企業とされる「優客工場」がこのほど、「無界空間」との正式合併を発表した。これは、2カ月前に洪泰創新空間と合併に関する枠組み協議調印発表後に行った更に重要な戦略展開だ。現時点で「優客工場」の評価額は110億元(1元=約17円)に迫っている。経済参考報が伝えた。
双方合併後、「優客工場」と「無界空間」はプラットフォームのグレードアップに注力し、会員システムの相互接続を重点的に実現するほか、企業サービス資源のマッチング、コミュニティー運営サービスの標準化など、両社間の交流と協力を展開し、新たな消費へのサービス一体化を模索、シェアオフィス業界プラットフォームの推進モデルを作り上げる。
「優客工場」は、世界的なイノベーターとの統合を通じ、強力な会員システムを構築するとともに、人工知能(AI)とビッグデータを活かし、企業間提携と相互補完を実現する方針だ。一方、2015年に登場した「無界空間」は、これまで北京市場を深耕し、創始者チームのすべてが海外名門大学の「90後」(1990年代生まれ)帰国留学生であり、経緯中国、信中利資本集団、梅花天使、青山資本などの投資機関が出資する企業だ。現在、全国23カ所に展開し、総面積は10万平方メートルに近く、700社以上の企業にサービスを提供している。
調べによると、両社の会員数は20万を超えている。
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