【新華社香港3月11日】支付宝(アリペイ)などを運営する螞蟻金服(アント・フィナンシャル)の井賢棟最高経営責任者(CEO)は8日、「支付宝HK」(中国香港版支付宝アプリ)の現地利用者数が100万人を突破、提携企業数も1万を超え、1つの節目を迎えたと語った。同社は長江和記(長和)集団との連携を強化、技術力を生かし、中小企業や個人へより多くの価値を創出するとしている。
井賢棟氏によると、支付宝は決済手段であり、多様なプロモーション手段でもある。同アプリは今後、香港の中小企業マーケットを開拓し、市民生活に直接関わる業種のモバイル決済導入を推進、市民や店舗に利便性をもたらすという。
また、香港での同アプリ普及を目的に、現地の同アプリ運営会社と長和集団が2017年9月26日に設立した合弁会社のAPSHKが正式に営業を開始した。同社の陳婉真行政総裁は、長和集団の広範なネットワークや豊富なマーケティング経験を通して、香港全域にサービスを提供すると表明。螞蟻金服の先端技術を用い整備されたモバイル決済とサービスシステムを構築し、消費者により多くのサービスや優遇措置を提供したいと語った。
「支付宝HK」は、支付宝史上初となる人民元以外の通貨で決済を可能にしたスマホアプリで、2017年5月に運用を開始、香港金融管理局が管理監督をしている。同アプリは決済サービスのほか、多くのオンラインショッピングの決済プラットフォーム、通信料や公共料金の支払いなどにも対応している。
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