【新華社深圳2月22日】近年、中国では消費観念の変化と分割払いを受け付けるショッピングサイトの普及に伴い、分割払いでの消費が多くの若者の消費習慣となっている。春節(旧正月)の期間中、帰省した90年代生まれが新しい携帯電話や高級イヤフォンを自慢する光景がよく見られたが、詳しく聞いてみたところ、これらの電子製品の大部分は分割払いで購入したものだ。
「私のiPhone8は12回払い金利無しで購入したもので、毎月約500元(1元=約17円)払えばいい。お金があっても分割で買うのは、財布の中身がいきなり空っぽになることがないから」と話すのは、就職して間もない柯さんだ。
分割払いで購入できるショッピングサイトが普及したため、多くの若者は人生で初めて買ったiPhoneを使って人生で初の航空券を購入し、人生で初めて本当の意味での消費のグレードアップを行う。
ネット金融企業・楽信集団傘下の分割払いショッピングサイト、分期楽商城がこのほど、米アップル、仏ロレアル、中国の小米などのブランドと共同で発表した「2017中国ショッピング分割払い行動報告」によると、ショッピング分割払いは近年急速な増加傾向を見せ、利用者は若年化し、購入する商品は単価の高い高品質の消費財がメインとなっており、携帯電話やパソコンなど3C類商品(パソコン、通信、消費類電子商品)の比率が最も高かった。
傾向から見ると、分割払いで購入する商品は大型商品から小型商品に変わり、普及度は一線都市から二、三、四線都市へ拡大し、利用者は低所得者から中高所得者へ移り、頻度的には散発的な利用から日常的な利用へ変化している。
楽信集団の劉方副総裁は、消費者の分割払いへの熱中度は人々の将来に対する楽観を反映しており、中国の経済状況が持続的に向上し、人々の所得が安定的に増加するのに従って、分割払いの規模が今後数年間に引き続き拡大し、消費を牽引する新たな力になるとの認識を示している。
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