【新華社北京2月19日】中国国家統計局がこのほど発表した統計によると、2017年の中国の工業生産能力稼働率指数は前年比3・7ポイント増の77%にまで回復し、この5年で最高水準となった。
統計では、中国の一定規模以上(年売上が2000万元以上)の工業企業2017年の付加価値額が前年比で実質6・6%増え、成長率は0・6ポイント増加したことも明らかになった。工業生産の成長は2011年以降で最も高い伸びとなり、安定を保ちつつ成長へ向かう状況がはっきりと示された。
同局工業司の文兼武司長は「2017年の工業経済は安定を保ちつつ成長へ向かい、構造が改善され、経済成長の原動力が増強され、効果と利益が高まるという良好な勢いを見せ、質の高い発展に向け足場を固めた」との認識を示す一方、「内外の複雑で厳しい環境に対し、発展の質の低さや生産過剰といった長年の問題のさらなる解決にも目を向ける必要がある」と述べ、供給側の構造改革を堅持し、質の高い工業経済の発展を推進していく必要性を訴えた。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事: