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傅瑩氏、ミュンヘン安保会議で核問題に言及
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-02-19 16:29:04 | 新華社 | 編集: 吴寒冰

 【新華社ミュンヘン2月19日】第54回ミュンヘン安全保障会議が16日、3日間の日程でドイツ・ミュンヘンにて開催された。中国からは全国人民代表大会(全人代)外事委員会の傅瑩主任委員が出席し「制御不能な核の安全」をテーマとする全体フォーラムに参加した。

 傅氏は「人類運命共同体の角度から見た核のグローバルガバナンス」と題した談話を発表し「核兵器は世界で今なお殺傷力が最も高い兵器。各国は責任ある態度で共に核のグローバルガバナンスを進めるべき」と述べた。

 核の安全について傅氏は、核保有5カ国はグローバル戦略の安定を保持し、核軍縮の推進を継続し、核不拡散体制を維持するべきと述べ「戦略的再保証を深め、それを決して壊さず、関連する義務を適切に実行しなければならない」との考えを示した。また「中国は核の保有量も非常に少なく、自衛ための核戦略を堅持し、最小限の核抑止を維持している。中国はいかなる状況下においても先制不使用の政策を一貫して守り、非核保有国や非核兵器地帯に対して核を使用せず、核兵器を用いた威嚇をしないことを無条件で承諾する」と語り、中国もまた核兵器の全面禁止と廃棄を一貫して主張しているとの認識を示した。

 傅氏はそのうえで、今日の世界経済のグローバル化、高度な一体化の流れをより良く反映させるため、グローバル・セキュリティ・ガバナンスを向上させるべきとの考えを示し「ある国は米国を中心とする軍事同盟体制に属しているが、別のある国は属していない。それらの国の安全保障上の要求は同じと言えるのか。互いに信頼しあうことができるのか。互いが敵または脅威とみなす行為は世界を何処へ導くのか。中国は人類運命共同体の構築を主張し、恒久平和と普遍的安全の概念を提起する。各国は適切な時期に共通の安全原則の策定に着手し、陣営による分断が2度と起こらないようにすべき」と述べた。

 朝鮮の核問題ついて傅氏は「疑いなく最も緊迫した問題」と述べ、その本質は共通の安全を実現することであると指摘「一方が自らの絶対的な安全を追い求めれば、もう一方の安全を損なうことになる。米軍およびその同盟国と朝鮮との軍事的な対立が半島情勢を緊張させる根源」との考えを示した。また朝鮮は米国の巨大な軍事圧力を自らの存亡にかかわる脅威とみなし、自らを存続させるために核保有の道を歩んだとの考えを示し「中国は半島の非核化を堅持し、国連安保理の制裁決議を厳格に履行する」としたうえで「平和的な話し合いによる朝鮮の安全保障問題の解決」を主張した。

 また、朝韓が平昌五輪で接触を実現させたことについて「平和の希望に再び火が灯された」と語り「両国の選手が開会式で手を携えて入場したシーンは感動的だった。朝韓の人々の平和に対する強い願いが説得力をもって示された。我々は彼らを支援すべきだ。特に米国は平和的な話し合いを始める機会を逃してはならない。さもなければ、形勢は再び緊張状態に戻ることになる」と述べた。

 

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傅瑩氏、ミュンヘン安保会議で核問題に言及

新華網日本語 2018-02-19 16:29:04

 【新華社ミュンヘン2月19日】第54回ミュンヘン安全保障会議が16日、3日間の日程でドイツ・ミュンヘンにて開催された。中国からは全国人民代表大会(全人代)外事委員会の傅瑩主任委員が出席し「制御不能な核の安全」をテーマとする全体フォーラムに参加した。

 傅氏は「人類運命共同体の角度から見た核のグローバルガバナンス」と題した談話を発表し「核兵器は世界で今なお殺傷力が最も高い兵器。各国は責任ある態度で共に核のグローバルガバナンスを進めるべき」と述べた。

 核の安全について傅氏は、核保有5カ国はグローバル戦略の安定を保持し、核軍縮の推進を継続し、核不拡散体制を維持するべきと述べ「戦略的再保証を深め、それを決して壊さず、関連する義務を適切に実行しなければならない」との考えを示した。また「中国は核の保有量も非常に少なく、自衛ための核戦略を堅持し、最小限の核抑止を維持している。中国はいかなる状況下においても先制不使用の政策を一貫して守り、非核保有国や非核兵器地帯に対して核を使用せず、核兵器を用いた威嚇をしないことを無条件で承諾する」と語り、中国もまた核兵器の全面禁止と廃棄を一貫して主張しているとの認識を示した。

 傅氏はそのうえで、今日の世界経済のグローバル化、高度な一体化の流れをより良く反映させるため、グローバル・セキュリティ・ガバナンスを向上させるべきとの考えを示し「ある国は米国を中心とする軍事同盟体制に属しているが、別のある国は属していない。それらの国の安全保障上の要求は同じと言えるのか。互いに信頼しあうことができるのか。互いが敵または脅威とみなす行為は世界を何処へ導くのか。中国は人類運命共同体の構築を主張し、恒久平和と普遍的安全の概念を提起する。各国は適切な時期に共通の安全原則の策定に着手し、陣営による分断が2度と起こらないようにすべき」と述べた。

 朝鮮の核問題ついて傅氏は「疑いなく最も緊迫した問題」と述べ、その本質は共通の安全を実現することであると指摘「一方が自らの絶対的な安全を追い求めれば、もう一方の安全を損なうことになる。米軍およびその同盟国と朝鮮との軍事的な対立が半島情勢を緊張させる根源」との考えを示した。また朝鮮は米国の巨大な軍事圧力を自らの存亡にかかわる脅威とみなし、自らを存続させるために核保有の道を歩んだとの考えを示し「中国は半島の非核化を堅持し、国連安保理の制裁決議を厳格に履行する」としたうえで「平和的な話し合いによる朝鮮の安全保障問題の解決」を主張した。

 また、朝韓が平昌五輪で接触を実現させたことについて「平和の希望に再び火が灯された」と語り「両国の選手が開会式で手を携えて入場したシーンは感動的だった。朝韓の人々の平和に対する強い願いが説得力をもって示された。我々は彼らを支援すべきだ。特に米国は平和的な話し合いを始める機会を逃してはならない。さもなければ、形勢は再び緊張状態に戻ることになる」と述べた。

 

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