【新華社ロンドン1月15日】英国ノーサンブリア大学ニューカッスル商学院の熊楡教授はこのほど、新華社記者の特別インタビューに応じ、中国は5年以内に世界の発展を導く「風見鶏」となり、中国の特色ある発展モデルはより広い範囲で評価されるようになるだろうと述べた。
熊楡教授は、多くの開発途上国にとって、経済発展と国民の困難解決に特に力を注ぐことは急務だとし、中国はこの点で疑いの余地なく開発途上国の模範であり、各国が自国の発展の道を模索するための構想を提供しているとの見方を示した。
同教授は、他の多くの国家と比べて、中国の経済、政治、社会の安定は大きな強みであり、この強みをしっかりと把握すべきだと見ている。
現在の世界は多くの不安定性に直面している。これに対し、近年の中国経済は中・高速の成長を保ち、世界経済の成長に対する貢献率は30%を超え、世界経済成長の原動力、安定要素となっている。
同教授は、現在さらに多くの国家が中国と協力し、自国の発展の不安定性を低下させたいと望んでいると指摘し、「中国経済の穏中求進(安定を維持しながら経済成長を促す)は世界に一粒の気休めの薬を飲ませたように安心している。世界は開放と自由を守り、世界の共同の進歩を促進する中堅の力を必要としている」と述べた。
同教授は、次のように述べた。改革開放以降、中国経済は世界が目をみはる成果を達成し、生産力は大幅に増加し、現時点ですでに世界第2位の経済体となった。しかし、社会の主要な矛盾の変化に伴い、伝統的な発展方式を続けることは不可能となり、新しい経済成長点を育成し、さらに新しい産業の誕生を促すことによって経済の継続的発展を推進し、人々の需要をより良く満たすことが必要となっている。
中国共産党第19回全国代表大会は、中国社会の主要な矛盾がすでに、人民の日増しに増大する素晴らしい生活への需要と発展の不均衡・不十分との矛盾へと変化していることを明確に指摘した。同教授はこの点について、これはその論証性、指向性、時代の変化に対応するとの特徴を十分に体現しており、中国経済の構造転換のために正確な方向を定めたと述べた。
中国が今後、品質変革、効率変革、動力変革を大々的に推進すると打ち出したことについて同教授は、3大変革は相互に補完しており、中国経済の現在と今後数十年の長期的発展の大まかな方向を形成するとの見方を示した。
同教授は、西側の先進国を含む世界各国は、中国の発展の道に対する研究を進めており、これに対する理解を深めて、中国の発展の追い風に便乗したいと語り、また「中国の国際『ファン』の数は引き続き増えるだろう」と語った。
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