【新華社台北1月14日】中国台湾省はこのほど寒波に見舞われ、多くの地域で今季の最低気温を更新した。台湾省中部に位置する玉山はここ13年間の最低気温を記録した。寒波の影響で病院の急診患者が急激に増え、一部地域の農業・漁業に被害が出ている。
台湾気象部門の観測によると、13日早朝の嘉義市の気温は4・7度、今季最低気温を更新した。玉山は12日早朝に氷点下13・5度と2005年以来の最低気温を記録した。 強烈な寒波は台湾の農業・漁業にも影響を及ぼし、被害額は5千万新台湾ドル(1新台湾ドル=約3・75円)以上に上った。
台湾農業主管部門の統計によると、8日から12日の朝5時までの寒波による農作物の被害額は1890万新台湾ドルと推定され、高雄市の被害が最も深刻で、主にトマトなど野菜が被害を受けた。
またここ1週間にパラインフルエンザで診察を受けた患者が延べ10万人を超えた。台湾メディアによると、各地で寒さにより複数の死者が出ており、その多くは高齢者や心血管疾患患者だという。
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