【新華社ハルビン1月10日】気象状況の影響を受け、中国とロシアの国境に位置する興凱湖(ハンカ湖)にこのほど、長さ十数キロメートル、高さ約20メートルの巨大な「氷の壁」が出現し、多くの旅行客や写真愛好家を魅了している。
中国共産党黒竜江省密山市委員会広報部門職員の孫雲閣氏によると、この氷の壁の高さは当初わずか3メートルか4メートルだったが、その後少しずつ高くなり、約20メートルまで達し、今冬の興凱湖の最も雄大な氷雪風景となった。観光客からも氷で作った「万里の長城」のようだと言われている。
黒竜江省南東部に位置する興凱湖は、中国とロシアの国境にあり、中国東北地域最大の淡水湖である。冬に入って以来、強い風が水面上の氷を湖の東岸に吹き上げ、氷のかたまりが積み重なった結果、「氷の壁」が出来上がった。
興凱湖気象観測所の徐忠所長によると、「氷の壁」はまれに見る現象で、長時間にわたる低温、強風の環境で、水面が持続的に動き、氷が絶えず堆積、圧密することによってのみ形成されるという。
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