【新華社キガリ1月15日】アフリカ歴訪中の中国の王毅外交部長は13日、ルワンダのカガミ大統領との会談後に同国の首都キガリで記者団の質問に応じ、今年、新たな中国・アフリカ協力フォーラムサミットを中国で開催する意向であることを明らかにした。
王毅外交部長は「中国・アフリカ協力フォーラムは、中国とアフリカ各国が全体で話し合い、相互協力を深める重要なルートであり、世界最大規模で最も効果的な発展途上国間の協力プラットフォームである」と説明。「3年前、同フォーラムは南アフリカのヨハネスブルクサミットで大きな成果を得た。今年は中国がホスト国となって開催するが、中国政府は、アフリカ各国の積極かつ差し迫った要望に応じて、このフォーラムの北京での会議をサミットに昇格させたい」との考えを明らかにした。それによって「アフリカの友好国との交流や協議を強化し、北京でのサミットを、ヨハネスブルクサミットを基礎にさらに高いレベルに押し上げたい」としている。
王毅外交部長はまた「多くのアフリカの国々が習近平国家主席が掲げる『一帯一路』構想を賞賛、支持している」とし、「中国とアフリカ各国が協力して『一帯一路』を建設することで、互恵協力に新たな力強い動力をもたらし、その協力レベルをさらに高め、中国とアフリカの全面的・戦略的パートナーシップを新たな段階に引き上げるだろう」と述べた。さらに「『一帯一路』はユーラシア大陸を起源とするが、アフリカはこの『一帯一路』の自然かつ歴史的な延長線上にあり『一帯一路』建設にもアフリカは欠かせない」と強調。「中国が世界と共同発展していく中で、アフリカも一緒に発展すべきだ」と語った。
今後の中国とアフリカの関係については「『一帯一路』構想は、持続可能な発展のための国連2030年アジェンダや、アフリカ連合の『アジェンダ2063』、ルワンダの『ビジョン2020』を含むアフリカ各国の発展戦略と互いに結びつけることができる。この基礎に立ってアフリカの発展を中国やユーラシア大陸の発展、地域統合や経済グローバル化の時代の潮流と結びつけていきたい」と述べ「『一帯一路』の共同建設が、アフリカの工業化の加速や現代化の実現にさらに多くの資源と方法を提供し、市場のさらなる拡大や、さまざまなレベルでの発展をもたらすと信じている」との考えを示した。
そして、「私たちは共同協議、共同建設、共同享受の原則を堅持し、『一帯一路』の共同建設を推進している限り、中国とアフリカの包括的・戦略的パートナーシップの見通しはさらに明るく確かなものになると確信している」と締めくくった。
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