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中国移動国際有限公司李鋒総裁独占インタビュー:5G規格はさらに統一される見通し
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2017-12-18 10:40:10 | 新華社 | 編集: 王珊寧

  【新華社ロンドン12月18日】業界のあこがれである第5世代移動通信技術(5G)の商用化がますます近づいており、全世界の主要通信設備製造業者と電気通信事業者の準備業務もすでに加速段階に入っている。

  「今後の5Gの規格は以前のようであってはならず、先代の1G・2G・3G・4Gに比べてさらに統一されるだろう。」中国移動国際有限公司代表取締役兼経営責任者の李鋒総裁はロンドンで新華社記者のインタビューを受けた際にこのように述べた。

  関連業者は現在、5Gの標準化プロセスを積極的に推進しており、すでに重要な段階的進展を実現した。長年の発展を経て、業界はこれまでの各世代の移動通信技術の発展による経験と教訓を吸収しており、世界が5Gの発展において統一規格を形成し、技術難度を引き下げるようにとの声がより大きくなっている。

  李鋒氏は、現在全世界の通信事業者が5Gの発展に注目しているが、5G規格そのものが完全に確定されるまでにはさらに一定の時間を必要としていると述べた。国内の通信事業者はいずれも現在関連計画を有しており、2020年までに商用化する計画で、国際的には幾つかの国が関連計画を行っており、日韓はさらに前倒しで行う見込みで、全世界の5Gにおける統一は2020年頃となる見込みだ。

  これまでの各世代の移動通信技術の発展と比較すると、5Gの進展において、中国の設備製造業者と通信事業者はどちらもその中でさらに重要な役割を果たしており、規格の制定に積極的に参与しているだけでなく、技術開発の面でもそれなりの布石を行っている。

  李鋒氏の説明によると、中国移動は現在全世界に5G技術関連の実験室15カ所を有しており、このうちの多くは国内にあり、1カ所は米国に設立されている。現在設備製造業者と通信事業者はいずれも5G関連実験を行っており、華為技術のように異なる通信事業者と協力してこのような実験を実施している企業もある。

  「我々は国内でも多くの実験を行っており、中国移動の5Gにおける参入度は高い方だ。」彼は、5G技術に関連する国際組織の中で、中国移動の多くの職員がすでに異なる仕事を展開しており、以前と比べて中国移動の国際規格制定における参入度はさらに高くなったと述べた。

  GSMアソシエーション情報組織と中国情報通信研究院が共同で実施した研究によると、2020年の5G商用化実現前に、中国のモバイル通信事業者は2017年から2019年の間に5Gネットワークの段階的テストを実施する計画だ。商用化の手配から2025年までに、中国の5G接続数は4億2800万回線に達する見込みで、最大の5G市場に成長することが期待される。

  この革新的技術のうねりを前にし、国際市場を開拓している中国企業にとって、新しいチャンスはまさに次々と出現している。

  李鋒氏は、「5Gは我々にさらに広大な市場空間をもたらす見込みで、その上中興(ZTE)や華為技術の設備があり、我々自身には運営経験がある――我々のネットワークは世界最大で、顧客ベースがあり、さらに技術保障もあり、これらはすべて次の開拓に有利となる」と述べた。

  ただ、新技術の手配は決して一挙に成し遂げることはできず、特にモバイル通信ネットワークのように投入と維持のコストがとても大きなインフラについてはなおさらである。

  李鋒氏は、「仮に5Gの商用化が開始されたとしても、4Gは運営を持続することになり、具体的にいつまでになるかはユーザーの選択次第である。この過渡期にも5G産業の最後の成熟度を判断すべきである」と述べている。

  

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中国移動国際有限公司李鋒総裁独占インタビュー:5G規格はさらに統一される見通し

新華網日本語 2017-12-18 10:40:10

  【新華社ロンドン12月18日】業界のあこがれである第5世代移動通信技術(5G)の商用化がますます近づいており、全世界の主要通信設備製造業者と電気通信事業者の準備業務もすでに加速段階に入っている。

  「今後の5Gの規格は以前のようであってはならず、先代の1G・2G・3G・4Gに比べてさらに統一されるだろう。」中国移動国際有限公司代表取締役兼経営責任者の李鋒総裁はロンドンで新華社記者のインタビューを受けた際にこのように述べた。

  関連業者は現在、5Gの標準化プロセスを積極的に推進しており、すでに重要な段階的進展を実現した。長年の発展を経て、業界はこれまでの各世代の移動通信技術の発展による経験と教訓を吸収しており、世界が5Gの発展において統一規格を形成し、技術難度を引き下げるようにとの声がより大きくなっている。

  李鋒氏は、現在全世界の通信事業者が5Gの発展に注目しているが、5G規格そのものが完全に確定されるまでにはさらに一定の時間を必要としていると述べた。国内の通信事業者はいずれも現在関連計画を有しており、2020年までに商用化する計画で、国際的には幾つかの国が関連計画を行っており、日韓はさらに前倒しで行う見込みで、全世界の5Gにおける統一は2020年頃となる見込みだ。

  これまでの各世代の移動通信技術の発展と比較すると、5Gの進展において、中国の設備製造業者と通信事業者はどちらもその中でさらに重要な役割を果たしており、規格の制定に積極的に参与しているだけでなく、技術開発の面でもそれなりの布石を行っている。

  李鋒氏の説明によると、中国移動は現在全世界に5G技術関連の実験室15カ所を有しており、このうちの多くは国内にあり、1カ所は米国に設立されている。現在設備製造業者と通信事業者はいずれも5G関連実験を行っており、華為技術のように異なる通信事業者と協力してこのような実験を実施している企業もある。

  「我々は国内でも多くの実験を行っており、中国移動の5Gにおける参入度は高い方だ。」彼は、5G技術に関連する国際組織の中で、中国移動の多くの職員がすでに異なる仕事を展開しており、以前と比べて中国移動の国際規格制定における参入度はさらに高くなったと述べた。

  GSMアソシエーション情報組織と中国情報通信研究院が共同で実施した研究によると、2020年の5G商用化実現前に、中国のモバイル通信事業者は2017年から2019年の間に5Gネットワークの段階的テストを実施する計画だ。商用化の手配から2025年までに、中国の5G接続数は4億2800万回線に達する見込みで、最大の5G市場に成長することが期待される。

  この革新的技術のうねりを前にし、国際市場を開拓している中国企業にとって、新しいチャンスはまさに次々と出現している。

  李鋒氏は、「5Gは我々にさらに広大な市場空間をもたらす見込みで、その上中興(ZTE)や華為技術の設備があり、我々自身には運営経験がある――我々のネットワークは世界最大で、顧客ベースがあり、さらに技術保障もあり、これらはすべて次の開拓に有利となる」と述べた。

  ただ、新技術の手配は決して一挙に成し遂げることはできず、特にモバイル通信ネットワークのように投入と維持のコストがとても大きなインフラについてはなおさらである。

  李鋒氏は、「仮に5Gの商用化が開始されたとしても、4Gは運営を持続することになり、具体的にいつまでになるかはユーザーの選択次第である。この過渡期にも5G産業の最後の成熟度を判断すべきである」と述べている。

  

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