新華網シドニー10月10日 オーストラリアのモナシュ大学研究員はこのほど、眼にも免疫細胞が存在することを初めて発見した。この発見により、未熟児網膜症や糖尿病網膜症など、新生血管性の網膜症に対する新たな治療法の誕生が期待される。
研究員は英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」で、網膜にある調節性T細胞(Tregs)が損傷した網膜血管を修復できると報告した。動物実験において、研究員が調節性T細胞の活性を高めたところ、未熟児網膜症の症状が大幅に改善された。すでに小規模な臨床実験も始めている。このほか、調節性T細胞の糖尿病網膜症に対する効果を検証する動物実験も間もなく行われる予定だ。
(新華社より)
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