新華網北京9月29日 米紙「サンフランシスコ・クロニクル」電子版の報道によると、米国で理工科を専攻とする中国の若者たちにとって、いわゆるアメリカン・ドリームは一時、シリコンバレーで仕事を見つけたか、会社を作ることだった。ただ、中国杭州で生まれ育ち、スタンフォード大学を卒業した王孟秋さんはサンフランシスコ・ベイエリアでの仕事に憧れるわけではなく、中国へ帰りたい。中国日報網が伝えた。
中国で一つのベンチャー企業を作るのが今ほど簡単な時期はなかった。中国で、ベンチャーキャピタルが急ピッチで伸び、市場規模が広がり続け、しかも、米国インターネット大手からの競争が少ないなどを背景に、中国は起業ブームに沸いている。
海外で知識やスキルを習得し、帰国した中国人は増えている。2016年に帰国した中国人留学生は43万2500人と、2012年から58%激増した。
北京中関村は過去20年間に電子製品の小売市場から北京版シリコンバレーに変身し、検索大手「百度」やライドシェア大手「滴滴出行」の本部の置き先となっている。マレーシア人のヨーク・レイさん(28才)はいま、北京で起業者として出会いアプリを開発中。母校、清華大学はレイさんにオフィスを無料で提供し、営業許可証取得も商事制度改革のおかげで一段と容易になっている。レイさんは「いまは中国で起業の一番いい時機だ」と語った。
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