新華網北京9月29日 近年、リバースモーゲージは市場で熱く議論される話題となっている。関連データによると、他国に比べ、中国の住宅保有率は87%にも達しており、米国の65.4%、イギリスの70%、日本の60%を遥かに上回り、リバースモーゲージを推進するには、基礎的条件を提供している。中国経済網が伝えた。
中国社会科学文献出版社などの機構がこのほど共同発表した「高齢者向け金融青書:中国高齢者向け金融発展報告書(2017)」によると、2016年末時点までには、中国の60歳以上の高齢者は2億3100万人に上り、そのうち都市部は44%、農村部は56%を占め、これで推算すれば、都市部の高齢者数は1億200万人となる。そして、中国都市住民1人当たりの平均居住面積は33平方メートルで、都市高齢者の住宅保有率は75.7%であることから、都市高齢者の居住面積は累計33億6600万平方メートル前後である。統計局の最新データによると、中国の2015年の分譲住宅の平均価格は6473元/平方メートルであることから推算すると、都市高齢者の住宅保有の資産価値は累計22兆元近くに上り、リバースモーゲージを利用しようとする高齢者の比率を1%で計算すれば、市場規模は2200億元の近くに達しており、高齢化の更なる深刻化や伝統的観念の転換に伴い、リバースモーゲージの市場規模がより一層、拡大する見通しだ。
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