新華網ワシントン9月30日(記者/劉晨、陸佳飛)第1回目の中米社会・人文対話が現地時間9月28日、米ワシントンで開催された。国務院の劉延東副総理とティラーソン米国務長官が共同で主宰した。
劉延東副総理は次のように述べた。2010年以降、中米人文交流はハイレベルな協議メカニズムの枠組の下、豊かな成果を収め、中米関係発展の推進のために独特な役割を発揮してきた。新たな情勢の下で、人文交流をさらに強化することは、中米関係の持続的で健全且つ安定した発展を確保する上で重要な意義を持つ。双方は習近平国家主席とトランプ大統領が達した重要なコンセンサスを真剣に実施し、両国の人文交流と協力を新たな段階に押し上げ、中米関係の発展のために強固な民意と社会的基礎を築き上げなければならない。
劉延東副総理はまた、中米人文交流は安定して長期的に実施されなければならず、次の幾つかの原則を遵守するべきだと述べた。一つ目に、中米関係の未来の50年の発展に着目し、両国関係の基礎を強固にする。二つ目に、互いの発展の道と社会制度を尊重し、互いの主権や安全、発展の利益を尊重し、長所を学び短所を補い、一致点を集めて相違点を解消する。三つ目は、上層部のリードと民衆の参加だ。双方の政府は、人文交流のために政策を提供し、プラットフォームを構築し、雰囲気を作り出し、多くの人々が人文交流の参加者、支持者になるようにしなければならない。四つ目は、各自の強みを発揮し、実務協力を拡大し、両国民に益をもたらすと同時に、国際社会により多くの公共製品を提供する。
ティラーソン国務長官は、近年、米中の人文交流は緊密で、成果が顕著であるとし、米国側は米中人文交流を非常に重視しており、中国とともに社会と人文対話の役割を発揮し、第1回対話の豊かな成果を真剣に実行に移すとともに、社会人文の各分野における中国との交流と協力を拡大することを望んでおり、これは米中関係にとって重要な意義を持つと述べた。
第1回中米社会・人文対話は『共同声明』を発表し、『第1回中米社会及び人文対話行動計画』を通じて、130項目以上の具体的な成果を実行に移す計画だ。
(新華社より)
推薦記事:
人文交流が中米の信頼増強と懸念払しょくを促進——人大重陽金融研究院の王文執行院長に対するインタビュー