新華網「雪竜」号9月26日(記者/郁瓊源)中国第8次北極科学観測隊は23日、チュクチ海の観測点で最後の作業を終えた後、ベーリング海峡を通過しベーリング海に入り、初めての北極海一周観測を順調に終了した。
中国科学観測隊は、7月31日に北極海に入り、今回の北極海一周観測において、北極海公海で初めて中央航路に沿って全過程科学調査を展開した。ベーリング海やチュクチ海などの海域で系統的な業務化調査を行ったほか、わが国のラブラドル海やバフィン湾などの海域での調査の空白を埋めた。
科学観測隊員たちは今回の観測で、海洋基礎環境や海氷、生物多様性、海洋プラスチックごみなどの要素を重点とする多学科総合調査を展開した。科学観測隊は豊富な氷床コア・岩心・生物サンプルを集め、大量の大気・海氷・海洋観測データと映像資料を手に入れたことにより、わが国の北極業務化調査体系の構築を推進し、北極航路と生態環境の系統的分析と評価のために貴重な一次資料を蓄積し、「氷上シルクロード」の建設を促進するために重要な模索をした。
(新華社より)
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