新華網北京8月11日 中国外交部の耿爽報道官は8月10日、米海軍のミサイル駆逐艦「ジョン・S・マケイン」」が当日中国政府の許可を得ずに中国南沙群島の関係の島礁近くの海域に勝手に入ったことについて、強い不満を表明し、米側に厳正な交渉を提出する。
ある記者が次のように質問した。米国側の政府関係者によると、米海軍のミサイル駆逐艦「ジョン・S・マケイン」」は南沙群島の美済礁近くの海域で「航行の自由」作戦を実施した。事実であるか。それに、中国側はこれに対し、どのように評するのか。
耿爽報道官は次のように述べた。8月10日、米海軍のミサイル駆逐艦「ジョン・S・マケイン」」は中国政府の許可を得ずに中国南沙群島の関係島礁近くの海域に勝手に入り、「航行の自由」作戦を実施した。中国海軍は法に基づき、直ちに軍艦を派遣し、米艦に対して識別・確認を行い、排除警告をした。
その上、中国は南沙群島及びその周辺海域に対して争う余地のない主権を有する。米艦の行為は中国関連法及び国際法に違反し、中国の主権と安全を深刻に侵害するものであり、双方の人員の安全を脅かした。これに対して、中国側は強い不満を表明し、米側に厳正な交渉を提出すると述べた。
また、耿爽報道官は、中国側は米国が中国の主権と安全の利益を尊重し、関係国と地域による南中国海の平和と安定のための努力を尊重し、両国の信頼関係と地域の安定に損害をもたらさず、建設的な役割を果すよう促すと述べた。
(新華社より)
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