上海市で28日に開かれた「モバイル・ワールド・コングレス（MWC）」において、国内外の専門家は中国の5Gの未来の展望として、中国は2020年に5Gの実用化を実現し、中国の5G利用者数は2025年に1億級に達するとした。
世界モバイル通信分野の権威ある業界機関であるGSMAの関係者は、「2025年まで世界の11億人が5Gを利用し、その多くがアジア太平洋地域の利用者で、中国は1億級に達する」と予想した。
中国移動（チャイナ・モバイル）の尚氷董事長は、「当社は5Gの発展を推進中だ。2017年に5都市で5Gシステム屋外試験を行い、2018年より大規模な試験を開始し、2019年まで小規模実用化を実現し、2020年に大規模実用化を実現する。難関突破・革新を強化し、5Gなどのコア技術の研究・標準の指導をさらに強化する。設置と普及が可能な、5Gの業界を跨ぐ革新的応用を打ち立てる」と話した。
中国移動はMWCで、最新の5G技術を発表した。上海と広州の屋外に3.5GHz新型エア・インターフェース・ネットワークを構築し、ユーザーは一足先に5Gネットワークによる超高速パノラマ動画生中継を実体験した。さらに5Gネットワークを実際に利用して上海市嘉定区の自動車を展示ブースから遠隔操作した。これらの技術成果は2018−2019年の5G大規模試験の基礎を固める。他にも中国聯通（チャイナ・ユニコム）は仮想現実（VR）の手段により、5Gを応用した水中自主航行器の制御を披露した。5Gネットワークの広帯域幅、低遅延、高信頼性という特徴の、工業制御などの分野における応用の将来性を示した。
（人民網日本語版）
推薦記事：
