新華網北京6月28日(記者/宋建 李家瑞)中欧国際工商学院の欧州側のペドロ・ヌエル院長はこのほど、新華社記者の取材を受けた際に、「一帯一路」建設は世界の発展がより全面的で均衡になるように推進することが可能で、建設の成果は世界の平和と発展にとって有益になると述べた。
工商学院の管理、教学活動に長期的に携わってきたヌエル院長は国際経済情勢に対する研究判断を重視し、企業の発展の商機を鋭く捉えてきた。「一帯一路」建設は現在、国際的な公共製品として注目を集め、提唱から間もなくヌエル院長の研究課題になった。
ヌエル院長は「中国より西側の国の一部は国際的な露出度が高くないが、実際はこれらの国は大きな発展の潜在力を秘めている。このような機会を誰が発見し、活かすことができるかだ。」と語り、また「一帯一路」を提案した後、中国の指導者はこれらの諸国を何度も訪問し、この地域で投資する企業と資本もますます増加していると語った。
中央アジア地域に位置するカザフスタンは、習近平主席が「シルクロード経済ベルト」構想を最初に提案した所だ。「一帯一路」建設の早期の収穫では、中央アジアで「地域に根ざして、成果を上げた」協力プロジェクトは数多くに上る。中央アジアの関係国で「一帯一路」建設への参与に対する認識が高まるにつれて、それぞれの国と地域の発展戦略を「一帯一路」建設と積極的にリンクさせることが各国の共通認識になっている。
ヌエル院長は「この地域は以前は注目されることが少なかったが、現在では投資がますます増えている。この変化がポジティブであることは疑いない。投資によって当地の交通が改善されただけでなく、大量の就業の機会も創設された。『一帯一路』建設は中国と欧州との間の広大な陸地を結びつける。私はこの取り組みは有益であり、世界の発展をより全面的かつ均衡にすることができると考える。欧州東部という大規模な地域を連結できるならば、世界の平和と発展にとってプラスになる。」と話した。
ヌエル院長はまた「政策の良し悪しを評価するには、人々が満足しているかどうか、民衆の職場環境、教育、衛生、社会保障などが改善され、人々がより快適な生活を送っているかどうかに注目すべきだ。私は『一帯一路』建設はまさにこういった方面を実現するために努力するものだと受け止めている。」と語った。
(新華社より)
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