旧暦の12月30日、東京新大久保の華僑の店に、正月用品を購入しようと多くの華人が集まった。春聯、餃子、湯圓など中国の正月用品が陳列され、買い物客の顔にも笑顔が浮かんだ。彼らは年越しで何を食べようか考えながら、気に入った食材を購入した。今年の春節は週末で、多くの在日華人も中国の最も重要な伝統的祝日を送るため、休暇を届け出る必要はなかった。彼らは「非常に幸福だ」と表明した。
春節は日本で旧正月と呼ばれる。明治維新後、日本政府は西暦の使用開始を宣言した。そのため現代日本には、春節という祝日がない。しかし在日中国人の数が増え、中国文化の普及に従い、日本でも特に華人が多く集まる場所では春節らしさが出てきた。例えば横浜中華街は大晦日の夜にカウントダウンイベントを行い、旧暦の新年を迎える。旧暦1月1日には獅子舞のショーがあり、元宵節(旧暦1月15日)には龍の舞いなどが披露される。横浜中華街による春節行事は今年で31回目で、在日華人が日本で春節を盛り上げている。
春節の連休中に日本を訪れる中国人客も、日本での「盛り上がり」の重要な要因になっている。今年は中国の約600万人が、春節連休中に海外旅行した。人気目的地の2位は日本だ。日本への移動時間が短く、かつ文化的雰囲気が近いため、春節中の人気目的地になっている。
(チャイナネット)
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