新華網北京2月3日 (記者劉曦)米国海軍の高官は2月1日、在日米軍のイージス巡洋艦「アンティータム」が1月31日、日本の横須賀付近の海域で座礁し、約4,160リットルの油圧作動用の油が流出し、海洋を汚染したことを確認した。
【油流出で海洋を汚染】
米国海軍の報道官によると、事故発生時にイージス巡洋艦「アンティータム」は横須賀付近の東京湾を航行していた。座礁事故の死傷者はいなかったが、巡洋艦のスクリューが損傷し、油圧作動用の油が流出した。
この報道官は「米国海軍は日本政府及び当地の日本の海上保安庁と協力し、海洋汚染への影響を最小限に抑えるために全力を尽くしている。」と説明した。米軍は艦艇1隻を派遣し、事故発生海域の海岸線沿いで目視可能な汚染物質を回収し、油流出の痕跡を探して清掃除去作業を行っている。
【類似事故が多発】
今回の最新の海洋汚染事故について、日本側は反応を示していない。
日本メディアは、2016年末に公表された文書によると、3カ所の沖縄米軍基地、即ち普天間空軍基地、キャンプハンセン、キャンプシュワブで、2002年6月から2016年6月にかけて270件以上の環境汚染事故が発生しており、その多くは日本政府に報告されていないと報じている。
(新華社より)
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