アリババ・グループ(阿里巴巴)の営業収入は、3四半期連続で市場の予想を上回った。北京晨報が伝えた。
アリババは25日、2016年度第3四半期報告書を発表した。第3四半期の収入は前年同期比54%増の532億4800万元(1元は約16.6円)。コアとなる電子商取引(EC)事業の収入は45%増の465億7600万元となった。
アリババの張勇CEOは発表後のアナリスト電話会議で「クラウド事業への投資を継続し、市場シェアを高めていくと同時に、エンタメ・EC事業の統合を続ける。2017年の主要目標は、グローバル化、農村事業、クラウドサービスだ」と述べた。
同報告の期間でアクティブユーザーのアリババ関連サイトでの消費拡大がみられた。アクティブユーザー1人当たりの中国ネット通販サイトの年間収入への寄与は、第3四半期に前年同期の184元から3割弱伸び、241元に達した。
クラウド事業の有料ユーザー数は、前四半期比11万4000人増、前年同期比倍増の76万5000人に達した。有料ユーザー数の急増と規模効果により、アリババのクラウドサービス「阿里雲(Aliyun)」の第3四半期の営業収入は、前年同期の8億1900万元から115%増の17億6400万元に達した。
(人民網日本語版)
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