中国農業科学院科学技術管理局の梅旭栄局長は9日、「第13次五カ年計画の期間中、中国のナノ農薬などの技術は世界最先端となり、スマート農業戦略においても大きな成果が見込まれる」と話しました。
この数年間で、中国の農業科学技術は迅速な発展を実現し、農業の発展を力強く支えています。農業科学技術の貢献度は2015年に56%を超えており、遺伝子研究、耐乾性の新品種の栽培、スーパーライスの栽培、鳥インフルエンザとワクチンの研究などの技術について、中国は世界レベル、あるいはそれとほぼ同レベルにまで達しているとのことです。
第13次五カ年計画の実施期間中、中国は世界レベルの農業科学センターを6カ所以上、国家レベルの農業科学技術センターを30カ所前後設立し、産業発展の急務となる難題を解決し、新品種・新技術・新製品合わせて500件を普及させ、30パターンの技術生産様式を構築して、産業発展のボトルネック解消を目指します。
梅局長は「第13次五カ年計画の期間中、農作物の遺伝子改良と新品種の栽培、良質で安全、エコロジーな産業科学技術を普及させるとともに、機械化プロセスの発展に力を入れるべきだ。さらに、大型動物の品種改良、牧畜科学技術の健全な発達、北斗衛星測位システムに基づいたスマート作業技術などの研究開発を行うことになる」と紹介しました。
(中国国際放送局)
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