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無印良品、来年から20%以上値下げ その意図は
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2016-12-05 09:02:19 | チャイナネット | 編集: 王珊寧

  無印良品の親会社である良品計画は先ごろ、来年から日本で値下げを実施し、販売促進につなげると発表した。値下げするのは初夏の衣料や食品などの商品300点で、値下げ幅は20~34%になるという。 

  来春に値下げをする無印良品の商品は、衣料、食品、旅行用品など。うち衣料では女性用Tシャツが1500円から990円に、ジーンズが3980円から2990円に値下げ。また25000円の旅行用スーツケースは5000円安い20000円に値下げする。上記は全て税込み価格。北京商報の記者が無印良品のウェブサイトを覗いたところ、中国国内の同スーツケースの価格は1598元だった。 

  良品計画によると、世界経済が減速し、消費者の節約意識がますます強くなっていることから、商品価格を下げることで集客力を高めたいとしている。また良品計画の松崎曉社長はかつて、来年以降は商品の種類を増加させ、主力商品を値下げするとの意向を述べている。 

  日本経済の低迷は小売業を極度に疲弊させている。この2年、円安だったことから大量の中国人観光客が日本市場で買い物してきた。しかし円高に転じ、人民元の対ドルレートが下がると、日本の小売業は再び低迷することになった。日本小売業協会のデータによると、今年1月~9月の日本小売市場は2月に0.4%の増加が見られた以外、軒並み減少している。

無印良品ブランドにとって重要な海外市場である中国では、“高級衣料店”のイメージから本来のポジションである“雑貨店”に回帰しつつある。北京商報の記者の調べによると、無印良品が中国市場に進出して11年が経つが、すでに5回の値下げがあり、トータルで10~20%の値下げをしている。無印良品によれば、これらの値下げは検査工程、包装の簡素化、物流の改善によって実現させたのだという。値下げを通じ、より多くの顧客に無印良品の商品を買ってほしいという狙いがある。無印良品は、中国生産の商品を日本に輸出し、さらに中国に輸入することでかかる物流コストをカットした。値下げによって顧客対象を広げるという意図は明確だ。 

無印良品にとって大中華市場はすでに全体の売上アップに欠かせない存在になっている。良品計画が4月に発表したデータによると、中国大陸、台湾、香港など東アジア地域での成長は際立っており、総売上高は830億円と、50%近い増加率となっている。

うち中国大陸の売上増加が顕著で、衣料や化粧品がとりわけ高い伸びを見せている。食品の売上高も増加している。売上高から見れば、東アジア事業の6割を中国市場が貢献している。また中国の店舗数も160軒に達している。

たとえ5回の値下げがあっても、多くの消費者にとって無印良品の中国での価格設定は依然として「高すぎる」。ここ数年、無印良品は中国市場開拓の足を速めている。無印良品は日々拡大する中国の中間層と共に、ブランドが訴えるライフスタイルを広めていきたいと考えている。小田急電鉄と提携した無印良品の店舗が来年、北京にオープンする。無印良品の書店やカフェは、中国の南部都市ではすでに多くの店舗がオープンしている。

 

(チャイナネット) 

 

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新華網日本語

無印良品、来年から20%以上値下げ その意図は

新華網日本語 2016-12-05 09:02:19

  無印良品の親会社である良品計画は先ごろ、来年から日本で値下げを実施し、販売促進につなげると発表した。値下げするのは初夏の衣料や食品などの商品300点で、値下げ幅は20~34%になるという。 

  来春に値下げをする無印良品の商品は、衣料、食品、旅行用品など。うち衣料では女性用Tシャツが1500円から990円に、ジーンズが3980円から2990円に値下げ。また25000円の旅行用スーツケースは5000円安い20000円に値下げする。上記は全て税込み価格。北京商報の記者が無印良品のウェブサイトを覗いたところ、中国国内の同スーツケースの価格は1598元だった。 

  良品計画によると、世界経済が減速し、消費者の節約意識がますます強くなっていることから、商品価格を下げることで集客力を高めたいとしている。また良品計画の松崎曉社長はかつて、来年以降は商品の種類を増加させ、主力商品を値下げするとの意向を述べている。 

  日本経済の低迷は小売業を極度に疲弊させている。この2年、円安だったことから大量の中国人観光客が日本市場で買い物してきた。しかし円高に転じ、人民元の対ドルレートが下がると、日本の小売業は再び低迷することになった。日本小売業協会のデータによると、今年1月~9月の日本小売市場は2月に0.4%の増加が見られた以外、軒並み減少している。

無印良品ブランドにとって重要な海外市場である中国では、“高級衣料店”のイメージから本来のポジションである“雑貨店”に回帰しつつある。北京商報の記者の調べによると、無印良品が中国市場に進出して11年が経つが、すでに5回の値下げがあり、トータルで10~20%の値下げをしている。無印良品によれば、これらの値下げは検査工程、包装の簡素化、物流の改善によって実現させたのだという。値下げを通じ、より多くの顧客に無印良品の商品を買ってほしいという狙いがある。無印良品は、中国生産の商品を日本に輸出し、さらに中国に輸入することでかかる物流コストをカットした。値下げによって顧客対象を広げるという意図は明確だ。 

無印良品にとって大中華市場はすでに全体の売上アップに欠かせない存在になっている。良品計画が4月に発表したデータによると、中国大陸、台湾、香港など東アジア地域での成長は際立っており、総売上高は830億円と、50%近い増加率となっている。

うち中国大陸の売上増加が顕著で、衣料や化粧品がとりわけ高い伸びを見せている。食品の売上高も増加している。売上高から見れば、東アジア事業の6割を中国市場が貢献している。また中国の店舗数も160軒に達している。

たとえ5回の値下げがあっても、多くの消費者にとって無印良品の中国での価格設定は依然として「高すぎる」。ここ数年、無印良品は中国市場開拓の足を速めている。無印良品は日々拡大する中国の中間層と共に、ブランドが訴えるライフスタイルを広めていきたいと考えている。小田急電鉄と提携した無印良品の店舗が来年、北京にオープンする。無印良品の書店やカフェは、中国の南部都市ではすでに多くの店舗がオープンしている。

 

(チャイナネット) 

 

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