新華網北京10月25日 新華社が22日に上海から発した情報によると、上海師範大学中国「慰安婦」歴史博物館の開館式が行われ、一部の「慰安婦」制度の生存者から寄贈された様々な記念文物が公開展示される。紹介によると現時点で、中国大陸の被害者はわずか19人がこの世に生きているという。
この博物館にはこれまで数十年にわたり研究者が調査して得た日本軍慰安所跡地の各種遺品や戦争時日本軍が使用したコンドーム、「星秘膏(性病予防の薬)」、被害を受けた生存者が提訴のため訪日した際に使用したパスポート、被害を受けた生存者が海外で公聴会に出席した際の証明書及び中国大陸で最早期の一陣として日本に賠償請求を起こした際作成された起訴状など、研究者が寄贈した関連文物が収蔵されている。
また、環球網は日本・NHKの10月24日の報道を引用し、上海師範大学内に慰安婦少女像が設置されたことに対し、日本の菅義偉官房長官は24日午前の記者会見で、この行為は中日関係の改善に不利であると述べ、極めて遺憾だと表明し、また最も重要なのは未来に向かうことだと述べたと報じている。
環球網の報道は、第二次世界大戦中、日本軍国主義により中国各地で「慰安婦」の強制連行が行われ、深刻な反人道的犯罪行為を犯した。「慰安婦」問題は中国、韓国を含むアジアの多くの被害国人民の感情と尊厳に影響を及ぼしていると伝えている。
関連記事>>
歴史を忘れず:
国家図書館が日本戦犯裁判文献の一般募集、整理、データベース開設を展開
旧日本軍の細菌戦、「慰安婦」強制連行の罪証史料 新たに173点寄贈
「日本が中国に遺棄した化学武器の処理作業記録展」は観衆を引きつけ
日本側は侵略の歴史を反省すべき: