このほどノルウェーの神経科学者が人差し指と薬指の長さの違いによって運動能力の高さのほか、心配症やうつのリスク、言語記憶能力の優劣など様々なことがわかることを発見した。新華社が伝えた。
英デイリーメール紙は、ノルウェーのMRI人間科学研究所のカール ピンツァ博士の話を引用して以下のように報道した。薬指が人差し指より長い人は「各種の身体能力や運動能力テストで優れた結果を出しており、胎児期にテストステロンへの曝露が多かった場合、運動能力などの面で優れている」ということで、つまりスポーツ選手に向いているらしい。さらに薬指が人差し指よりも長い場合は様々な空間作業能力に優れており、方向感覚や複雑な形状の物体を頭の中で回転させる能力などに優れており、男性に多いということだ。反対に人差し指が薬指より長い場合は、言語記憶能力に優れ、大量の単語などを記憶するのが得意ということだ。
この他にも、胎児期のテストステロンの影響は特定の疾病リスクにも関係しているという。テストステロンへの曝露レベルが高かった男性の場合、ADHD、トゥレット障害、自閉症などの発症リスクが高くなり、テストステロンへの曝露レベルが低かった女性の場合、不安神経症やうつの発症リスクが高くなるということだ。また昨年行われた研究では薬指と人差し指の長さが同じ人はその忠誠度がやや高いことを示すとしている。
(人民網日本語版)
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