米ナショナル・インタレスト誌(電子版)は16日の記事で、日本の海上自衛隊はアジア最強のシーパワーだと賞賛した。
日本の安倍晋三首相は就任後、軍備拡張に取り組み集団的自衛権の行使を容認し、米国と日米防衛協力のための指針を見直し、自衛隊の海外活動と米国との共同作戦に向け地ならしをした。
米国も日本の軍事力の強化を楽観しているようだ。アナリストは「現在の世界では、一つの超大国・複数の大国という構造に変化が生じていないが、大国の実力の強化に伴い、米国という超大国の相対的な実力が徐々に低下している」と指摘した。米国は戦略の中心をアジアに移転したが、自力でアジア太平洋全体を支えるのは力不足であり、地域の同盟国との協力に転じている。
日本は理想的な後方支援国の一つだ。ある国の軍事力を持ち上げるのは、西側メディアの常套手段であり、その裏には往々にして深い政治目的がある。例えば英国の権威ある軍事誌ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリーは昨年の記事で、中国のシーパワーは2015年に日本を抜くとしていた。中国のシーパワーを誇張し西側諸国の軍事費拡大の口実にするように、米メディアが日本のシーパワーを持ち上げ始めていると分析するメディアもある。これは海自が米国のアジア太平洋における急先鋒であり続けることを願っているからだ。
(チャイナネット)
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