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米国による韓国での「THAAD」システム配備は地域の安全を脅かす――ロシアミサイル・火砲学問題研究所の通信院士シブコフ氏を独占取材
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2016-08-05 17:13:06 | 新華網 | 編集: 谢艳

   新華網モスクワ8月5日(新華社記者/欒海)韓米が韓国に「THAAD」システムの配備を決定したことに対し、ロシアミサイル・火砲学問題研究所(the Russian Academy of Rocket, Missile and Artillery Sciences)の通信院士であるコンスタンティン ・シブコフ (Konstantin Sivkov)氏は最近新華社記者の独占インタビューに応じた際、「朝鮮に対してこのミサイルシステムを構築させようとする米国の趣旨は、ロシアと中国を同時に弱体化させることにあります。米国が(朝鮮の核問題に対する)「軍事的解決」を訴えるこのような傾向は予測不可能な結果をもたらすでしょう。」と語った。

   韓国国防省が7月13日に「THAAD」システムの配置場所を星州郡にすると発表してから、韓国国内で反対の声が潮の如く高まり、抗議活動が次から次へと発生してる。連日にわたり中国、ロシア、韓国、米国などの専門家学者は、この行為は米国のグローバルミサイル防御システムの一部として、韓国の安全を保障できないばかりか、北東アジア地域の緊張情勢を増大させ、中国やロシアなどの戦略的安全利益に対し深刻な脅威を作り出すものと次々に表明している。

   シブコフは次のように指摘した。「THAAD」システムの導入は米国が北西太平洋地域に臨む韓国で戦略的ミサイル防御システムや戦区のミサイル防御システムの配置を手放そうとしていることを意味している。米国がこの地域の空域を一貫して監視して多くの情報を握っており、これらの情報が「THAAD」システムに戦いの火ぶたを切らせるよう導くことができること自体が、一種の脅威にあたる。更に深刻なのは、「THAAD」システムの配置により形成された地域的なミサイル防衛システムが露中の安全に対して作り出した脅威だ。米国が現在当システムを利用してロシアと中国の「戦区の核抑止手段」の能力を弱体化させよう企んでいることだ。

   シブコフ氏は更に、露中が米国による「THAAD」システムの配置に強く反対するのは、米国側のこのような行為が軍事的手段で朝鮮の核問題を解決させようと企てる傾向を反映しているからで、この傾向は非常に危険で、北東アジア地域に予測不可能な結果をもたらすだろうと強調した。シブコフ氏は「私はこのような状況のもとで、ロシアが戦略的・軍事的な意義を持つ対策を講じるものとみなしています」との見方を示した。

 

(新華社より)  

 

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新華網日本語

米国による韓国での「THAAD」システム配備は地域の安全を脅かす――ロシアミサイル・火砲学問題研究所の通信院士シブコフ氏を独占取材

新華網日本語 2016-08-05 17:13:06

   新華網モスクワ8月5日(新華社記者/欒海)韓米が韓国に「THAAD」システムの配備を決定したことに対し、ロシアミサイル・火砲学問題研究所(the Russian Academy of Rocket, Missile and Artillery Sciences)の通信院士であるコンスタンティン ・シブコフ (Konstantin Sivkov)氏は最近新華社記者の独占インタビューに応じた際、「朝鮮に対してこのミサイルシステムを構築させようとする米国の趣旨は、ロシアと中国を同時に弱体化させることにあります。米国が(朝鮮の核問題に対する)「軍事的解決」を訴えるこのような傾向は予測不可能な結果をもたらすでしょう。」と語った。

   韓国国防省が7月13日に「THAAD」システムの配置場所を星州郡にすると発表してから、韓国国内で反対の声が潮の如く高まり、抗議活動が次から次へと発生してる。連日にわたり中国、ロシア、韓国、米国などの専門家学者は、この行為は米国のグローバルミサイル防御システムの一部として、韓国の安全を保障できないばかりか、北東アジア地域の緊張情勢を増大させ、中国やロシアなどの戦略的安全利益に対し深刻な脅威を作り出すものと次々に表明している。

   シブコフは次のように指摘した。「THAAD」システムの導入は米国が北西太平洋地域に臨む韓国で戦略的ミサイル防御システムや戦区のミサイル防御システムの配置を手放そうとしていることを意味している。米国がこの地域の空域を一貫して監視して多くの情報を握っており、これらの情報が「THAAD」システムに戦いの火ぶたを切らせるよう導くことができること自体が、一種の脅威にあたる。更に深刻なのは、「THAAD」システムの配置により形成された地域的なミサイル防衛システムが露中の安全に対して作り出した脅威だ。米国が現在当システムを利用してロシアと中国の「戦区の核抑止手段」の能力を弱体化させよう企んでいることだ。

   シブコフ氏は更に、露中が米国による「THAAD」システムの配置に強く反対するのは、米国側のこのような行為が軍事的手段で朝鮮の核問題を解決させようと企てる傾向を反映しているからで、この傾向は非常に危険で、北東アジア地域に予測不可能な結果をもたらすだろうと強調した。シブコフ氏は「私はこのような状況のもとで、ロシアが戦略的・軍事的な意義を持つ対策を講じるものとみなしています」との見方を示した。

 

(新華社より)  

 

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