カナダ観光局の最新統計データによると、今年、中国はフランスを追い抜き、米国、英国に続きカナダの観光客客源国として三番目の国となった。今年第1四半期(1-3月)にカナダを訪れた中国人観光客は、前年同期比20%増の約60万人。
カナダ観光局中国エリア主席代表である高平氏は取材に対し、次のように述べた。
「カナダを訪れる中国人観光客は現在急増しており、中国人ツアーが訪れる場所は、バンクーバーやトロントなど都市部に集中している。カナダ観光局の調査データによると、中国人観光客が最も興味を抱く観光体験は、大自然の景観地、野生動物、新鮮な空気などだ。多くの中国人観光客は、カナダの大いなる自然環境の中で野生の動植物を見たいと希望している。個人旅行市場も急速に伸びており、個人で訪れる観光客は主に、北京 上海 広州からやって来る。個人旅行客は、レンタカーでカナダ観光を楽しみ、原始の姿がそのまま残された場所を訪れたいと希望している。個人で訪れる観光客は、母国の中国料理よりも、カナダ現地のグルメを試す傾向が強い」。
「カナダは、中国の観光市場での飛び抜けた成長を目指している。そのために、中国人客の嗜好をよく理解し、中国人客とのコミュニケーションを密にしなければならない。中国は成長が止まらない観光市場であり、中国人観光客は強い消費意欲を抱いて海外旅行に出かけることから、各国はいずれも中国人観光客の誘致に躍起になっている。観光PRには革新が必要だ。2年前、中国の若者たちをカナダに招き観光名所で撮影してショートフィルムを制作した時には、ショートフィルムの撮影、アップロード、ダウンロードいずれもが困難を極めた。だが、今ならば、いつでも、どこでも、簡単に実行することができる」。
現在、北京 上海 厦門(アモイ)など中国各都市からカナダのバンクーバー トロント モントリオールへの直行便が運行されるようになった。このうち海南航空は今年6月30日、北京とカルガリーと結ぶ直行便を就航、厦門航空も7月25日から、厦門-バンクーバー直行便を運航し始めた。
(人民網日本語版)
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