オーストラリア政府とマレーシア政府は12日、それぞれ声明を発表し、南アフリカとモーリシャスで発見された2片の残骸について、2014年に消息を絶ったマレーシア航空MH370便との関連性があると発表しました。
2つの残骸は、それぞれ南アフリカとモーリシャスの海岸で発見され、その後オーストラリアに運ばれ、オーストラリアの地質専門家による検査を経た後、オーストラリア運輸安全局(ATSB)に運ばれました。
オーストラリアのダレン・チェスターインフラ運輸相は12日、声明を通して、「南アフリカで発見された残骸3番は、ジェットエンジンの整流カバーの一部と特定され、ロールスロイスがマレーシア航空に提供した機体のものと合致している。モーリシャスで発見された残骸4番は、メインキャビンの内装板と断定され、ボーイング777型機の作業台の化粧板のひとつに合致する」と述べました。
また、マレーシアのリオウ・ティオンライ運輸相は12日、声明を発表し、「専門家チームによる全面的な検査の結果、南アフリカとモーリシャスで発見された2つの残骸は、マレーシア航空MH370便の型番のものと合致することから、同機の残骸とみて「ほぼ」間違いない」としました。
(中国国際放送局)
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