「最近むしゃくしゃする」、「情緒不安定」、「無気力」…このところ、微信(WeChat)のモーメンツにこのような気持ちを綴っている人が少なくない。5月は春と夏の季節の変わり目であり、天気がだんだんと暑くなるので、多くの人がよく眠れなくなり、気分が落ち込みやすくなる。このような症状はネットで「五月病」と呼ばれている。広西新聞網が伝えた。
広西脳神経外科病院(広西チワン族自治区柳州市)の心理専門家の潘麗妹氏は、「4月に入ってから、当院の外来や心理ホットラインに訪れる人の数が大幅に増加している。また5月に入ると、学生は間もなく大学入試、高校入試を迎え、大学生は卒業や就職に直面する。この特殊な時期において一部の人々の心に緊張や焦りが生じやすく、よく眠れなくなり、症状が進むとイライラが激化する」と話す。
潘氏は、「五月病は実際には心の風邪で、大半は自分でコントロールすることで緩和したり解消したりする。良い生活習慣を保つ上によく身体を動かすこと。睡眠前は激しい運動を避け、睡眠環境を心地よく整えるように努めること。友達や家族とよく話して、気持ちを吐き出すことで、良くない感情も消えていき、問題に対して冷静な考えができるようになることで、心の中のもやもやを解消することができる」と話す。
もし気分がが本当に冴えず、何をしてもうまくいかないと感じる時には暫く勉強や仕事の計画を調整し、不快な気分になる環境から少し離れてみることを潘氏はすすめている。もし親友や同僚、同級生の中で情緒不安定な人がいたら、話を聞いて慰めてあげよう。
(人民網日本語版)
関連記事: