総面積1万5138平方メートルで、食事やショッピングなどが満喫できる「新世界免税店」明洞(ミョンドン)店が今月18日、韓国ソウルのショッピングの中心地 明洞でオープンする。ソウル最大の免税店で、550ブランドが入店している。特筆すべきは、スタッフ約1500人のほとんどが、少しかそれ以上の中国語を話せる点だ。中青在線が伝えた。
「新世界免税店」が照準を絞る主なターゲットが中国人観光客。韓国法務省の統計によると、2015年の韓国のインバウンド客のうち、中国人が46.1%を占める615万人に達した。以下、日本(186万人、13.9%)、米国(86万人、6.4%)と続いた。このように、中国人観光客が韓国の観光業を支える力となっている。
中国人を呼び込もうと、今回オープンする新世界免税店のイメージキャラクターには、人気女優のチョン ジヒョンや人気男性アイドルグループ BIGBANGのクォン ジヨン、人気ロックバンド iKONなど、中国でも人気がある芸能人が抜擢されている。また、家族と一緒に遊びながらショッピングをするのが好きな中国人の各種ニーズに応えるサービスも準備している。
中国の消費者の心をとらえようと、新世界免税店はさらに、中国の新浪や優酷、微博、微信など、各種ニューメディアに惜しまず広告を出し、認知度の強化も図っている。また、立ちあげられている自社サイトには、中国のネットユーザーのために中国語のページも用意されている。新世界の成映穆 代表理事は、「このオンライン免税店を世界最大の化粧品の免税店にすることが目標。その達成には中国の消費者の大きな応援が必要」としている。
(人民網日本語版)
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