(写真はネットより)
新華網モスクワ2月22日(記者/胡暁光)ロシア外務省は20日の夜、評論を発表し、日本が第二次世界大戦の歴史的な事実を歪曲して解読したと批判した。
ロシア外務省の情報・報道局の評論は、次のように伝えている。ロシア側は日本側がロ日平和条約問題について発表した言論に気づいている。日本側は、ロ日の間では「第二次世界大戦のすべての結果が決着したわけではない」ので、領土問題を解決する必要があると述べた。
ロシア外務省は、日本は1945年9月2日に行われた降伏文書への正式な調印で、自らの敗戦を承認しただけでなく、ソ連及び第二次世界大戦の他の同盟国の行為に対して全ての責任も負ったはずだと表明している。
ロシア外務省は次のように伝えている。1956年の『ソ日共同宣言』により両国の外交関係が回復したことは、「日本がすでに形成された戦後の現実への承認を基礎として完全に確立されたのだ」。日本側は両国関係における敏感な問題について公の場で議論を展開し、歴史的な事実に対し思うままに歪曲して解読しようと企んでいる。ロシア側はこれに対して深い遺憾の意を表明する。
ロシアのメディアの報道によると、日本の安倍晋三首相は20日東京で、ロシアのプーチン大統領と引き続き対話を維持し、また両国の領土問題を最終的に解決したいと表明したという。
南千島群島(日本は北方四島と称す)はロ日間で争議のある島嶼だ。千島群島はロシア極東のカムチャッカ半島と日本・北海道の間に位置している。群島南部の歯舞 、色丹、国後及び択捉の四島は、ロシアでは南千島群島と称され、日本ではこれらを北方四島と称している。第二次世界大戦の終結以来、これらの四島は事実上ロシア側の管轄下にある。ロシアは日本がそれらの北方四島の返還を求めていることは、即ち第二次世界大戦の結果の再定義を求めていることだとみなしている。争議状況が深刻なため、両国の間には今なお平和条約が締結されていない。
(新華社より)
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