中国の習近平国家主席は1月23日にイランのロウハーニー大統領と、テヘランのサアダーバード宮殿で会談を行った。 新華社記者 鞠鵬 撮
新華網北京1月28日(記者/辛儉强)歴史を一つの鏡だと言えば、習近平主席が新年の始めにサウジアラビア、エジプト、イランなどの中東の重要な3カ国を訪問したことは、古いシルクロードに一つの時代の輝きを放つ美しい絵巻を描き出したと言えるだろう。
現在、中東は正に未曾有の大変動、大調整に直面している。状況が動揺・不安になればそれだけ、人々の心情は安定と発展を思うので、中東諸国は地域の平和・安定や経済発展に対し、その他の地域よりもより強い必要性をもっている。
平和がなければ、発展は砂上の楼閣にすぎない。平和があってようやく、発展のカギを切り開くことができるのだ。「中東には希望を含んでおり、各当事者は対話と発展を求める道において希望を探し求めねばならない。」。「どこへ向かうべきか」という中東の問いに対し、習主席は中東情勢に対する「中国の見方」を提起し、中東の難題を解決する「中国の処方箋」を与え、中東諸国と実務的協力を深める「中国方案」を持ち出した。習主席がアラブ連盟本部で行った演説は、戦略的な高さと長期的な視点から、中東の平和と発展のために中国の自信と力強いプラスエネルギーを注ぎ込んだ。
病気治療の際病状に応じた対応をとるには、病気の原因を見つけてようやく病状にうまく対処して薬を処方することができる。「中東の動揺の根源は発展にあり、その活路も最終的には発展に頼らねばならない。」中国は自身の発展を図ると同時に、発展途上国の身元も忘れることはなく、中東諸国が中国の「快速列車」や「ただ乗りの車」に乗り込み、発展のチャンスを共有することを歓迎する。中国は中東和平の建設者、中東発展の推進者、中東の工業化のブースター、中東の安定の支援者、そして中東の民心が通い合う協力パートナーになりたいと望んでいる。
2000年以上前の古代シルクロードが、新たな活力を奮い起こしつつある。「一带一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」の提案は、正に中東地域の経済発展を推し進める足がかりだと言えるだろう。
新しい歴史のスタート地点に立ち、中国と中東の各国は手と手を取り合い、心と心が繋がり、肩を並べて登はんし、シルクロード精神の光が照らす下で、中華民族の復興の夢と中東諸国の発展の夢が、きっとまばゆく輝き、世界の平和と発展という華やかな楽章を共に描き続けていくだろう。
(新華社より)
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