1月22日、中国の習近平国家主席は特別機でイランの首都テヘランに到着し、イランへの公式訪問を開始した。写真はメヘラーバード国際空港で、習近平主席はイランのザリフ外相らの出迎えを受けた様子を示した。(新華社記者 饒愛民 撮)
新華網北京1月27日(記者/呉黎明)新年の始まりに、習近平主席の初の中東訪問は成功した。今回の中東訪問は習主席外交における全面的なカバーの重要な一環であり、中国の「友人グループ」がますます拡大することを表している。
空論は国を誤り、堅実な行動は国を繁栄させる。これは習主席が一貫して提唱する理念で、外交においても例外ではない。3年余りにわたり、大国から周辺、先進国から発展途上国に、中国の「友人グループ」の範囲は拡大し、協力はますます深まっている。中国の「友人グループ」の規模化のプロセスで、国内外の実務的協力を拡大することは終始、このうちの一つの典型的な特徴となっている。
中国が形成する「友人グループ」は「空論グループ」ではなく、「堅実に行動するグループ」と言える。
堅実な行動は、外遊時に得た人々を奮起させる具体的な成果に表れている。習主席の訪問に伴う「大量受注」は世界中を驚嘆させた。習主席の昨年の米国訪問時の49項目の成果リストは、訪問の成功を裏付ける絶好の注脚になった。習主席の今回の中東訪問で、中国はサウジアラビア、エジプト、イランの3カ国と50項目余りの協力協定に調印した。生産能力提携から鉄道建設まで、金融投資から宇宙航空提携まで、多くの分野に及び、実務的協力の広度と深度を大幅に引き上げてきた。
堅実な行動は、「理由があるから行動する」、「情勢に合わせて計画する」理念に体現されている。「聡明な者は時勢によって変化し、よく知る者は事物の発展に応じて方法を策定する。」中国は「友人グループ」の「イエスマン」になるのではなく、即効性のある積極的な行為を通じて「中国の主張」を提示し、大国の風采をアピールする。習主席は昨年の訪米時に次の内容を明確に指摘した。世界には本来、「トゥキディデスの罠」はないが、大国間で戦略を誤ると、自国を「トゥキディデスの罠」に陥らせる恐れがある。今回の中東訪問で習主席は中国は中東で「代理人を探さない」、「勢力範囲を拡大しない」と指摘している。
中国外交の行動力は国際社会で幅広く尊重を勝ち取っている。中国は欧州復興開発銀行に加盟し、人民元が国際通貨基金に「SDR通貨バスケット」に採用されたことなどがそれを立証している。
時間の車輪が回転し、2016年の春が訪れようとしている。中国の外交にとって「友人グループ」を大規模化し、「友人グループ」を深く発展させるのが今後も継続していく。
(新華社より)
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