新華網カイロ1月19日(記者/劉洪徳、王雪)エジプトのシーシー大統領の招きに応じ、中国の習近平国家主席が近日中にエジプトを公式訪問する。
宋愛国エジプト駐在中国大使は先日、新華社記者のインタビューに応じた際、今回の訪問は習近平主席の初のエジプト訪問で、中国の国家元首による12年ぶりのエジプト訪問であり、ちょうど中国・エジプト国交樹立60周年にあたり、歴史が長く、長い時間がたっても変わることのない中国・エジプト関係が上を受けて下を引き出し、先人の跡を引き継ぎ、将来の道を開く重要な意義をもっていると語った。
宋大使は、次のように述べた。今回の訪問は中国とエジプトの指導者による中国・エジプト関係強化に対する高い重視を体現するだけでなく、新たな時期における両国上層部の往来の新しいブームも表しており、友好協力の深化に対する両国人民の真摯な願いも託していると語った。「習主席の今回の訪問は、きっと中国・エジプトの全面的戦略パートナーシップの深い発展を推進する一里塚となるでしょう。」
宋大使は次のように語った。歴史を遡れば、中国とエジプトの友情は長く、歳月を経れば経るほど揺るぎなく、未来を見据えると、中国・エジプトの協力は心と夢が通じ合っているので、大いにやりがいがあるだろう。エジプトは新中国と最初に国交を樹立し、中国との戦略的協力関係を最初に構築したアラブ国家であり、アフリカの国にあたる。中国とエジプトは国交を樹立して60年にわたり、国際情勢がいかに刻々と変化しようと、両国は一貫して互いに尊重し、信頼し合い、支え合って、力を合わせて困難を乗り切り、苦楽を共にしてきた良き友であり、良きパートナーであり、良き兄弟なのだ。
宋大使は次のように述べた。2014年末に中国・エジプト関係は全面的戦略パートナーシップへと進展し、中国・エジプト関係は新段階に入った。両国の指導者と両国の人民の共同の努力のもとで、中国・エジプト両国の経済貿易投資、インフラ、エネルギー交通、人文教育などの各分野における友好的交流及び実務的協力が活発に展開され、両国関係の発展を加速する重要な象徴となっている。
現在の中国・エジプト関係の新しい特徴について言及した際に、宋大使は、次のように強調した。中国・エジプト両国は現在、各自が改革と発展の歴史の過程を歩む中で、自身の国情に合った発展路線を積極的に模索している。中国が「一帯一路」構想を提唱し、エジプト「スエズ運河走廊経済ベルト」の開発が加速するにつれて、中国とエジプトの発展方向と発展戦略の方面でより多くの接点と共通点が表れ、双方の全面的な戦略提携の深化にも新しい歴史的機会が到来している。
(新華社より)
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