次世代ステルス戦闘機F-35の機体組立作業が15日、日本の名古屋で始まった。多くの日本企業が参与している。米軍事分析サイト「ディフェンス・ニュース」が15日に伝えた。
日本が生産許可を得た該当機種は「AX-5」と呼ばれる。日本企業は12月15日より、日本でF-35戦闘機の主翼、垂直尾翼、機体の接合を開始した。これは節目となる重大な出来事だ。米国と日本の契約内容によると、日本はF-35を42機調達することになる。うち1-4機目は米国で生産され、早ければ2016年に交付される。残りの38機は、日本国内で組み立てられる。日本企業が独自に組み立てるF-35の第1陣は、2017年に正式に航空自衛隊に就役する。
イスラエルやノルウェーなどの直接輸入と異なり、日本は米国製F-35戦闘機の購入時に、日本企業の生産への参与を特に強調した。IHIは日本で組み立てられる38機の、ターボファンエンジンなどの最も重要な17種の部品の製造を請け負う。その他の多くの日本企業も、電子機器など部品の生産に加わる。防衛省はこれによって、日本企業がステルス戦闘機の製造技術への理解を深め、日本が国産ステルス戦闘機を開発するための基礎を固めることを願っている。また米国と協力しF-35の部品の生産を続け、海外に輸出しようとしている。
米国の宣伝によると、F-35は制空権争奪、空対地攻撃、電子戦などさまざまな任務を遂行できる。防衛省は、F-35の最大の特長を空の情勢の感知能力としており、米国と日本の軍事力間の連携を強化し、米日の軍機の心を通わせることができると判断している。台湾紙『中国時報』は16日、日本はF-35により、中国人民解放軍のJ-20やJ-31といった新型ステルス戦闘機に対抗しようとしていると報じた。
(チャイナネット)
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