習近平国家主席は11月30日、パリで開催された国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)開幕式で基調演説を行い、各国代表から高い評価を受けました。
世界自然保護基金「世界気候変動とエネルギー委員会」のサマンサ・スミス代表は、習主席の演説を評価し、「発展途上国である中国が、ほかの発展途上国の気候変動対応に協力の姿勢を示すことは重要な意義を持っている。中国は発展途上国の模範として、発展途上国への気候変動対応協力について、先進国の更なる貢献を促す役目を担ってほしい」と述べました。
国連気候変動リマ会議(COP20)のビダル議長は、「中国は交渉で重要な役割を果たした。歴史上、気候問題のもとを作ったのは先進国であるから、協議の中で責任を分担すべきだ」としました。
コートジボワールのレミ・アラ・クアジオ環境相は、「中国はアフリカ国家の気候変動分野における重要なパートナーだ。中国が『気候変動南南協力基金』を設置することは、多くの発展途上国にとって大きなチャンスとなる」と述べました。
このほか、世界資源研究所や、オックスファム・インターナショナルなどの代表も習主席の演説を高く評価しました。
(中国国際放送局)
関連記事:
習近平主席が気候変動パリ会議の開会式に出席し重要演説を発表 信念を固め、心を合わせて協力し、協力・ウィンウィン、公平で合理的な気候変動ガバナンス体制を手を携えて構築すると強調
「前人の事業を受け継ぎ、将来の発展に道を開き 協力を深め 民生に焦点を当てる」――中国・アフリカ協力フォーラムヨハネスブルグサミットへの展望