【新華社北京11月30日】中国・アフリカ協力フォーラムヨハネスブルグサミットが12月4日から5日まで南アフリカで開催される。中国の習近平国家主席が南アフリカのズマ大統領と共にサミットを主宰し、アフリカ50カ国の元首、政府首脳、代表およびアフリカ連合(AU)が一堂に会する。
今回のサミットのテーマは「中国とアフリカが助け合って共に前進する:協力・ウィンウィン、共同発展」だ。王毅外交部長は26日、外交部で行われた第15回「藍庁フォーラム」で、今回の中国・アフリカ協力フォーラムは一度の前人の事業を受け継ぎ、将来の発展に道を開き、協力を深め、民生(人民の生活)に焦点を当てる盛大な会議で、中国とアフリカの指導者は全局や戦略的高さから新たな情勢下における中国とアフリカの見通しを計画し、中国とアフリカの全面的な発展のために新たな原動力を注ぎ込んでゆくと表明している。
前人の事業を受け継ぎ、将来の発展に道を開く 中国・アフリカ関係の戦略的位置付けの向上を期待
中国・アフリカ協力フォーラムヨハネスブルグサミットは設立以来15年ぶりに開催される二回目のサミットにあたり、中国・アフリカの関係発展にとって過去を受け継いで未来を導き開く一里塚的な意義を持つ。
「私たちは中国・アフリカ関係の戦略的位置付けが新たな向上を実現し、中国・アフリカ関係の未来のビジョンを充分に反映し、中国・アフリカの協力の全面的な発展に新たな原動力を注ぎ込めるよう期待しています。」と王毅外交部長は語った。
今回のサミットでは『中国・アフリカ協力フォーラムのヨハネスブルグサミット宣言』と『中国・アフリカ協力フォーラム-ヨハネスブルグ行動計画(2016 - 2018年)』という二つの成果文書を審議し通過させ、中国・アフリカ関係及び重大な国際と地域の問題に対する双方の見方や主張を詳しく述べ、また今後3年間の中国・アフリカの各分野における協力に対し、全面的な計画を実施する見通しだ。
協力を深め アフリカの工業化、農業現代化の発展を後押しする
王毅外交部長は、今回のサミットは協力を深めるための盛大な会議となるだろう。中国側は当面の中国・アフリカの協力における現実的なニーズに合わせ、アフリカに対する全方位的な協力を強化する新たな措置を打ち出す見込みだと述べた。
中国側はアフリカが直面する最も差し迫った工業化と農業現代化の加速という2つの任務を巡って、インフラの遅れと人材不足といった2つのボトルネックの解決に力を入れ、アフリカ諸国の工業化、食料安全保障及び公衆衛生の予防コントロールという3つの体系を確立し、それに応じて雇用や食事、健康の三大問題を解決していく。
王毅外交部長は、アフリカは現在『アジェンダ2063』に描かれた「アフリカの夢」に基づいて、合同・自強、発展・振興をしている。「中国の夢」と「アフリカ夢」とのドッキングを十分に実現させることが可能だと指摘する。
民生に焦点をあて 幅広いアフリカ人民に幸福をもたらす
王毅外交部長は、今回のサミットでは民生問題に更に注目し、貧困削減分野への投入を更に重視し、後発開発途上国及び女性、児童などの扶助を必要とするグループへの傾斜をより重視すると説明した。
王毅外交部長は「幅広いアフリカ人民に利益を受けさせることは、一貫して中国がアフリカへの協力に対して展開する重要な出発点であり着眼点です。」と述べ、またこのようにしてようやく、中国とアフリカの協力がアフリカ人民の心からの支持やサポートを得ることができ、中国・アフリカ関係の発展も、ようやくますます強固な基盤や保障を備えることができるだろうと述べた。
(新華網日本語)
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