猫はいつも食べ物に文句をつけ、好き嫌いが激しいが、なぜ犬はどんな食べ物を見てもよだれを垂らすのだろうか?米モネル化学感覚研究所は、遺伝子によってこの謎を解明した。研究者によると、動物の体内には苦味を感じる遺伝子があり、これによって苦味を感じ、毒を含む植物や熟していない果実を避けることができるという。種の進化に伴い、味蕾にも進化が生じた。
需要がなくなれば、遺伝子にも変異が生じ、力を発揮しなくなる。猫は進化を続け、ほぼ肉食の動物となっており、「甘味」によって食物の栄養を探る必要はない。本来ならば、猫は「苦味」を感知することもできないはずだ。しかし研究者は、猫は甘味を感じないが、体内に苦味と関連する12の遺伝子が残されているという、驚きの事実を発見した。
研究者は苦味を、猫を毒を含む食品から遠ざける危険信号と推測している。犬の体内にも苦味と関連する遺伝子があるが、猫よりも「鈍感」だという。
(人民網日本語版)
関連記事: