【新華社北京11月19日】国連貿易開発会議(UNCTAD)は17日に報告書を発表し、2015年上半期は世界のクロスボーダーM&A(合併・企業買収)が非常に盛んで、M&A金額は4410億ドルに達し、昨年の同時期より136%急増し、今年の年間のクロスボーダーM&A金額は昨年よりずっと高くなることが見込まれると伝えた。
この『グローバル投資情勢モニタリング報告』に基づくと、先進国の多国籍企業はこれらのM&Aブームの主要な推進者だといえる。数年前の落ち込みを経験してから、欧州の多国籍企業による今年のM&A総額は大幅に飛び上がった。また、北米地域の多国籍企業のM&A業務も引き続き強力な成長の勢いがあるという。
17日にニューヨークで開催された「2015 M&Aアドバイザリー サミット」で、米国のコンサルティング会社「M&A コンサルタント」のデイビッド・ファーガソン(David Ferguson)会長は、今年上半期の世界のクロスボーダーM&A金額は、すでに2007年以来の最高水準を記録し、さらに大部分の業界関係者は、今後の10年間で世界のクロスボーダーM&A額が上昇し続けると予測していると表明した。
UNCTADは、2015年下半期におけるクロスボーダーM&Aの成長率がいくらか減速するものと予測している。しかし現在のデータによれば、今年年間の世界のクロスボーダーM&Aの総規模は依然として2014年よりも高くなると見込まれている。
(新華網日本語)
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