【新華社モスクワ8月19日】中国河南省陶磁器学会などの機関が主催する「中原陶磁器文化芸術交流展」が16日、ロシアのモスクワ郊外の中国共産党第6回全国代表大会会場常設展覧館で開幕した。
展示品は、中国の陶磁器芸術家26人による鈞磁、汝磁、三彩、釉下彩などの58作品。「倣宋時代官窯・花器」など古代宮廷用の器を模した陳列磁器や「名揚四海」「金樽敬徳」「永泰鼎」などの贈答用磁器が含まれている。作品は伝統的でオーソドックスなデザインから、抽象的で現代的なデザインまでさまざま。主催者側は、今回の展示を機会に、ロシアと中国の陶磁器芸術の交流を深めたいとしている。
河南省陶磁器学会の李海峰副理事長は開幕式のあいさつで、今回展示される陶磁器作品のスタイルはさまざまで、デザインも斬新だと評価。今回の展示は学習の機会であるだけでなく、現代の評価を聞く機会でもあると語った。
同学会の張清廉会長は、より多くのロシアの人びとが今回の展示を通じて中国を知り、中原文化や陶磁器の理解を深め、中ロ間の友好の花が常に咲き、常に新しい花を咲かせるよう望むと述べた。
ロシア国立東洋美術館のラリサ館長はあいさつで、ロシアの歴史において、中国から来た磁器は非常に珍しかったが、今では「一帯一路」構想が文化芸術交流に大きな便宜を提供しているとし、より多くの中国・ロシアの優秀な芸術品が互いの国家で交流、展示されるよう希望すると語った。
会期は9月22日まで。全ての展示品はその後、無償で同展覧館に寄贈され、長期展示される。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事: